支援を要する子への対応
こんばんは。かよです。
今日は個人的に、力を入れたいと思っている、「支援を要する子への対応」について
話していきたいと思います。
そもそも
「特別支援教育」とは、障害のある幼児児童生徒の自立や社会参加に向けた主体的な取組を支援するという視点に立ち、幼児児童生徒一人一人の教育的ニーズを把握し、その持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善又は克服するため、適切な指導及び必要な支援を行うものです。
【障害種別】 としては、
視覚障害
聴覚障害
知的障害
肢体不自由
病弱・身体虚弱
が挙げられます。
また診断は受けていなくても、学習、コミュニケーション集団生活に難がある子供が通常級でも、多くなっている現状があります。
児童生徒の困難の状況
質問項目に対して担任教員が回答した内容から、知的発達に遅れはないものの学習面又は行動面で著しい困難を示すとされた児童生徒の割合は図表11のとおり。
本調査ではこのほか、学習面、各行動面での児童生徒全体の分布状況、学校種、学年別集計等をとりまとめている。
推定値(95%信頼区間) | |
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https://www8.cao.go.jp/shougai/whitepaper/h25hakusho/gaiyou/h1_02.html | 6.5%(6.2%~6.8%) |
学習面で著しい困難を示す(A) | 4.5%(4.2%~4.7%) |
行動面で著しい困難を示す | 3.6%(3.4%~3.9%) |
B:「不注意」又は「多動性‐衝動性」の問題を著しく示す | 3.1%(2.9%~3.3%) |
C:「対人関係やこだわり等」の問題を著しく示す | 1.1%(1.0%~1.3%) |
学習面と行動面ともに著しい困難を示す | 1.6%(1.5%~1.7%) |
AかつB | 1.5%(1.3%~1.6%) |
BかつC | 0.7%(0.6%~0.8%) |
CかつA | 0.5%(0.5%~0.6%) |
AかつBかつC | 0.4%(0.3%~0.5%) |
文科省より引用https://www8.cao.go.jp/shougai/whitepaper/h25hakusho/gaiyou/h1_02.html
今日話していくのは、この中でも通常級に在籍するこどもの話です 。
通常級にも、6.5%の「学習面または行動面で著しい困難を示す子供」がいるということです。
30人学級だと、約2人になります。
もう一度言いますが、平均2人もいるんですよ。
つまり、どのクラスにもたいていいることになります。
「うちのクラスにはいないよ~」と思う方。気付いていないだけかもしれませんよ。
それでは、タイプ別の対応方法についての紹介です。
支援を要する子のタイプ説明
【視覚有位】
耳からの情報は入りづらい。黒板に書いて、伝えるのが良い。黒板にたくさん書かれていると弱いので、色や印で強調すると良い。
文字に関しても読みづらい文字があるため、ユニバーサルフォントが一番読みやすい
【聴覚有位】
目で見た情報や黒板の文字などは頭に入りづらい。ポイントを絞って言葉で伝える。周りの雑音に弱い面があるため配慮が必要。
【皮膚感覚有位】
雨の日に弱い。靴下が濡れたりするともう終わり。
手遊びすることで、落ち着く場合もある。
【嗅覚有位】
匂いに敏感。給食前は集中力低下。悪臭問題で授業リタイヤしてしまうことも。
【味覚有位】
給食の偏食が多かったり、口のなかを動かしていたりすことも。
何かを咥えたりすることで落ち着くこともあるので、周りの子への声掛けが必要。
【複合型】
個別の支援が必要。
その子に個別に説明をし、ホワイボードでその日の予定を書き、今は何の時間で何をするかを明確にする。
通常学級の1担任では限界がある。
オススメアイテム①
百均にもホワイトボードは売っていますが、こちらの一番のオススメポイントは、自立式ということです。
立てるための余計なアイテムがいらないため、管理がとても楽です。しかも縦横どちらでも使える優れもの。
おすすめアイテム②
以前、Twitterでも紹介したラミネートフィルムのマットタイプです。
長く使う紙がボロボロにならないように、ラミネートをしますが、どうしてもテカテカ反射してしまう。視覚優位の子にとって、それは致命的。
しかし、これを使えばテカテカ反射することなく紙を保護することができます。教室前面にも貼れますね。
さらにこれのすごいところは、片面マットなので普通のラミネートとしても使えちゃうんですね。
良ければ参考にしてみてください。
久しぶりにたくさんの文章を書いたので疲れてしまいました・・・
みなさんにとって、明日が楽しい一日になりますように。