授業の教科書(国語 算数 オススメ書籍)
みなさんこんにちは。
初任小学校教員のかよです。
今日は私が授業作りで参考にしている本を紹介していきます。
過去の実践をそのまま真似するのは、良くないという意見もありますが、
授業の型や流れ、そして自分の引き出しを増やすことには大変有効ですので、良ければ読んでみて欲しいです。
【国語】
- 作者:白石 範孝
- 発売日: 2012/01/06
- メディア: 単行本
内容
白石理論で授業をするときのポイントを一冊にまとめました。 具体的な授業の場面で白石理論をみてみると、イメージと感覚だと思われがちな国語授業が論理的であることがわかります。 大人も納得。国語授業って、そうだったのかと思える一冊。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
白石/範孝
1955年鹿児島県鹿児島市生まれ。東京都公立小学校教諭、東京都立教育研究所研究生を経て、筑波大学附属小学校教諭となる。現在は國學院大學栃木短期大学講師、全国国語授業研究会理事、使える授業ベーシック研究会会長、学校図書国語教科書編集委員なども務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
目から鱗でした。
自分が受けた、段落毎にひたすら主人公の心情を読み込んだ国語の授業。
正直楽しくなかった。
これを読んで、国語を教えるのが楽しみになりました。
特に、参考になったのはこちら。
物語文の10の観点
①時と場所
②登場人物
③中心人物
④語り手
⑤出来事
⑥大きく変わったこと
⑦3部構成(始め・中・終わり)
⑧人物関係図
⑨一文で書く
⑩面白さ
説明文の10の観点
①題名
②形式段落
③意味段落
④形式段落の主題
⑤要点
⑥3部構成
⑦問いと答えの関係
⑧文章関係図
⑨事例(具体と抽象)
⑩要旨(主張)
子供達を「共通の土俵」に立たせるための術です。
共通の土俵に立たないと、子供それぞれの理解がまちまちのまま授業に入ることになります。
この10の観点をもとに授業を組み立てることが大切です。
必要なことは、ゴールを見据えること。そのゴールに導くために適したツールを使うこと。
「イメージと感覚」だけの国語授業からはもう抜け出しましょう。「論理的思考ができる子ども」を育てるための1冊です。
【算数】
内容紹介
教材研究を通して授業力をどうやって上げていくかを、著者が教師生活30年で培った知識・経験をもとに紹介。「先生の価値観と授業づくり」「おもしろい教材をつくる」「教科書を活用する」「ハテナからナルホドをつくる」「授業がもっとうまくなる!」で構成。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
細水/保宏
1954年神奈川県生まれ。横浜国立大学大学院数学教育研究科修了。横浜市立三ッ沢小学校教諭、横浜市立六浦小学校教諭を経て、現在、筑波大学附属小学校教諭。横浜国立大学教育人間科学部非常勤講師、日本数学教育学会常任理事、全国算数授業研究会理事、授業のネタ研究会常任理事、使える授業ベーシック研究会常任理事、新算数教育研究会幹事、ガウスの会代表、『算数授業研究』(東洋館出版社)編集委員、教科書「算数」(教育出版)著者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
算数の授業にとって大切なことがよくわかります。そしてそれは他の教科にも使えることであり、普段の学級経営にも影響していきます。
授業の主役は子供たち。
子供から言葉を引き出し、子供を中心に授業をテンポ良くすすめるコツがわかります。
例えば、線対称の授業。
教科書通り進めるのでもまったく問題ありませんが、
いきなり、あるなしクイズで始めたら子供たちも興味をもちませんか?
ましてや急にクラスメートの名前を書き始めたら「なんだなんだ?」と盛り上がりませんか?
解説もクラスメートの名前で。
これがムードメーカーの名前ならさらに盛り上がりますよね。
ちょっとした工夫で授業が楽しくなる。
そんなコツがたくさん載っています。
今回は、2教科各1冊でした。
もちろん他にもたくさんありますし、他教科にも面白い本も多くあります。
次回また紹介できればと思いますので、要望などありましたらTwitterへコメントお願いします。
本日は見て下さり、ありがとうございます。
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