初任者教員が「校内研究」について斬り捨てる
こんばんは。初任小学校教諭のかよです。
久しぶりの投稿になります。
最近の忙しさが大変で大変で。
赴任したばかりの4月とか、休校が明けた6月よりも忙しかったんじゃないかと思うくらいです。
その忙しさが少しだけ落ち着いたので、
今回のテーマ
「校内研究」
について書いていきたいと思います。
今年はコロナ禍ということで、当初予定されていた授業研究がほぼすべて2学期にやることになりました。
そしてうちの学校はなぜか、ほぼ全員が授業をやることになっています。
ほぼ全員と書いたのは、やらない人もいるからです。
それは、一部ベテラン教員の特権階級のみなさんです。
それについてのは後程、言及させていただきます。
まず私の不満1つ目は
この状況で授業研究をやる必要があるのかということです。
初任者研修の授業だって今年は、無理をせずにやりましょうというお達しがきたくらいなのに、
なぜほぼ全員がやる必要があるのでしょうか。
私達初任者は、例年よりもきっと何倍も不安定な子供たちを前に、普段の授業の準備すら追いつかない、悪戦苦闘する日々です。
それに追い打ちをかけるかのように、さらに仕事量を増やす。
それはそれは、初任者がどんどん辞めていくわけですよ。
だって仕事が時間内に終わらないんだもの。追い詰めれれていきますよ。
さらに全員がやる弊害としては、自習時間の多さ。
色々なことがわかっている経験豊富な先生たちなら、自習も簡単に乗り切れるかもしれませんが、私達にはまだ無理です。
そのための準備や指導で、ギスギスしたり戦々恐々です。
同期のクラスの子供なんて研究授業中、裏で紙飛行機で遊んでいましたよ・・・
不満二つ目!
仮説を立てるってなんですか。
全員がその仮説をもとにやるならまだいいです。
でも、何回目かにみた先生の授業、仮説と対極になるようなことをやっていましたよ。
子供が生き生きする授業をやるんですよね。
教師があれだけしゃべってどんどん進めていくもんだから、子供たちの目死んでいましたよ。
そんな人が、私の指導案に対して仮説からずれてるんじゃないかと言うんだからおかしな話です。
ですがそれは100歩譲っていいでしょう。
私の指導案が相手に上手く伝わるように書けていなかったことですので、反省です。
でもね、こう書くといいよと教えてくれるのはありがたいですよ。
でも直した次の検討会で、自分が直させた指導案にケチをつけるとか、逆に心配になってきましたよ。。。
ご自分で直したんですよね。なぜそうコロコロ考えが変わってしまうのでしょうか。
検討会に関しては、もう一つ。
ただ否定だけするのはやめてください。
「ここはちょっと違うんじゃないの。」
ちょっとってなんですか。。。
「ここは伝わらないから直しておいて」
伝わってないのあなただけですよ。どう直せばあなたに伝わるんですか。。。
出しても出しても直される。それは仕方ないのかもしれませんが、もはやこれは誰の指導案なのかまったくわかりませんよ・・・・
しかも立場がある人同士の意見がぶつかった場合、もう私にはどうすることもできません・・・
優しい先輩。
「あなたのしたいようにすればいいよ^^」
したいようにしたら直されまくっているんですが・・・・
最後に一つ。
ベテランのみなさん。
「私は過去に何十回もやったのよ」
「今大変なクラスを持っているから」
「若い人の経験のために」
色んな理由があると思います。
でも私はそんなベテランの先生の授業が見たいんです。
大変クラスだからこそできる、工夫のある授業が見たいんです。
若い人の経験のために、さんざん検討会で教えてくれた理想の授業とやらを見せてもらいたいんですよ。
長々と愚痴ばかりになってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
おかげさまで私は元気です。
最後に最近読んだ本を。
こちら少し今回の内容とずれる部分もありますが、校内研究について言及している面白い本だったのでぜひおすすめです。
あらすじ:第一章では、「研究組織はどうあるべきか」という研究組織についての概論が書かれています。その後の章で、二年間で学校が変わっていった要素を「5つのアプローチ」として整理されている本です。